パターンメーキング技術検定2級の試験内容・日程まとめ|筆記(理論・製図)と実技ジャケットの対策
こんにちは。I-bellepattern 代表・パタンナーのMisakiです。
パターンメーキング技術検定2級は、ジャケットのファーストパターンとシーチング(トワル)を自分の力で組み立てられるかが問われる試験です。3級からステップアップする方はもちろん、将来1級を目指す方にとっても、ここで身につけた手順がそのまま土台になります。
この記事では、2級の筆記(理論・製図)と実技の内容、時間、合格基準、日程、持ち物を、協会の公式情報をもとにまとめました。
パターンメーキング技術検定2級の概要
| 主催 | 一般財団法人 日本ファッション教育振興協会 |
|---|---|
| 受験資格 | 制限なし(3級に合格していなくても受験できます) |
| 試験の構成 | 筆記試験(理論・製図)+実技試験 |
| 会場 | 出願した都道府県内の会場 |
| 検定料(税込) | 全科目 15,950円/筆記のみ 7,700円/実技のみ 8,800円 |
| 合格の目安 | 筆記・実技とも60%の得点 |
筆記と実技の両方に合格すると「級合格」、どちらか一方だけ合格すると「科目合格」になります。科目合格から1年以内なら、合格した科目を免除して受験できます。
2026年度の日程(参考)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 5月4日(月)〜6月5日(金) |
| 筆記試験 | 7月11日(土) |
| 実技試験 | 9月5日(土) |
2級は、筆記が7月、実技が9月と、2回に分けて行われるのが特徴です。出願は春なので、2027年度に受験する方は冬のうちに練習を始めておくと、余裕をもって本番を迎えられます。
筆記試験:理論と製図
| 科目 | 時間 | 形式 |
|---|---|---|
| 理論 | 9:30〜10:30 | マークシート方式 100問 |
| 製図 | 10:50〜12:50 | 問題用紙に記載された原型を使って作図 |
理論(マークシート100問)
パターンの用語や記号、人体と寸法、素材、縫製など、幅広い知識が問われます。60分で100問なので、1問あたり30秒ほどのペースです。公式問題集で出題範囲をつかみ、迷わず答えられる問題を増やしていきましょう。
製図
製図試験では、原型を持参する必要はありません。問題に記載されている原型を使って解答します。1/2縮尺と実寸の両方に対応できるよう、定規を準備しておきましょう。
協会の公式サイトでは「マニピュレーションについて」という資料も公開されています。ダーツ展開などの基本操作は、製図でも実技でも土台になるので、早めに確認しておくのがおすすめです。
実技試験:ジャケットのファーストパターン+シーチング
実技は9:30〜13:00の3時間30分です。2026年度の「出題テーマ」によると、内容は次のとおりです。
| 課題 | 出題テーマに示された2種のデザインに類似した「ジャケット」を1種出題 |
|---|---|
| 方法 | フラットパターンメーキングまたはドレーピングのどちらかを選択 |
| 条件 | 素材は中肉のウール。衿は折り返しの仕様 |
| 提出物 | ① シーチング(片身頃)をピンで組み立て、ボディに着せ付けたもの ② ファーストパターン(フラットPMの場合は原型を使った作図を添付) |
シーチングは、裾・袖口・前端を出来上がりに折って止めるのが条件です。また、1級と同じく「フラップやラペルなどが裁ち切りの場合は減点(ボタンは除く)」と明記されています。
出題テーマのデザインがそのまま出るとは限りません。テーマのデザインを何パターンか自分で変化させて練習しておくと、本番で慌てずにすみます。
1級との大きな違い
- 原型・シーチング・肩パッドは持参:1級は配布品を使いますが、2級は自分で準備します。
- 提出物は2点:工業用パターンと縫製仕様書はなく、ファーストパターンとシーチングのみです。
- 時間は3時間30分:1級(約6時間)より短い分、作図とトワル組みのスピードが求められます。
- 合格ラインは60%:1級は各科目70%です。
原型の持ち込みルールは細かく決められています。詳しくは「パターン検定2級の持込原型ルール|使える原型・使えない原型」で解説しています。
2級の持ち物(実技)のポイント
- シーチング:課題に合わせてパーツごとに見積もって裁断し、地直しして持参。CB・CF・BL・袖中心線・袖わたり線の記入は可。それ以外の線が入っている、接着芯が貼ってある場合は受験できません。
- パターン用紙:白ハトロン紙(無地)。原型をあらかじめ描き込むのは禁止です。
- 定規:市販の状態のものに限り使用可。製図方法や工業用パターン記号が書き込まれたテンプレートは使えません。
持ち物の全体リストは「パターン検定当日の持ち物・道具リスト」にまとめています。
2級合格に向けた準備のステップ
- 公式問題集と前年の解答・対策を確認する:協会の公式サイトに、前年の問題の解答と対策が掲載されています。
- 理論は毎日少しずつ:100問のマークシートは、短時間でも毎日問題に触れるのが近道です。
- ファーストパターンの手順を固める:身頃・衿・袖を同じ順番で描けるようにします。考え方は「ファーストパターンとは?」も参考にしてください。
- 3時間30分で通し練習をする:作図、裁断、ピン組み、着せ付けまでを本番と同じ時間で。
- トワルを第三者に見てもらう:自分では気づきにくいシルエットや衿の返りのズレを修正します。
まとめ
- 2級は筆記(理論100問+製図)と実技(ジャケット)の2本立て。合格目安は各60%
- 日程は出願5〜6月、筆記7月、実技9月(2026年度)
- 実技はファーストパターン+シーチング片身頃。原型・シーチングは持参
- 2級で固めた手順は、そのまま1級の土台になる
I-bellepattern では、2級から1級まで、オンラインの少人数制・マンツーマンで検定対策を行っています。描いたファーストパターンやトワルの写真を見ながら、試験目線で添削します。